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スタンフォード大学所蔵の日本帝国地図

by 益子 貴寛

ものすごい地図コレクション。

最近知ったのだけど、スタンフォード大学がGaihōzu: Japanese Imperial Maps(外邦図:日本帝国地図)というページで、明治から戦前までに旧日本陸軍が作成した8,000点以上の地図を公開しているんですね。

Stanford University Libraries holds a large collection of Japanese military and imperial maps, referred to as gaihōzu, or "maps of outer lands." These maps were produced starting in the early Meiji (1868-1912) era and the end of World War II by the Land Survey Department of the General Staff Headquarters, the former Japanese Army. The Library is in the process of scanning and making available all of the maps in the collection. This portal allows you to search for the maps geographically through an index and then download the images at multiple resolutions.
── Gaihōzu: Japanese Imperial Maps, Stanford University

日本全土の地図はこちら。
http://stanford.maps.arcgis.com/apps/SimpleViewer/index.html?appid=733446cc5a314ddf85c59ecc10321b41

ほぼ全国を網羅していて、地域ごとの50,000分の1の地形図が見られます。

生まれ故郷の地図を見てみると。

わたしは、宇都宮生まれの宇都宮育ち(ただし、愛着はほとんどない)。

地図上で宇都宮あたりのグリッドをクリックすると、詳細ページに移動。
なんと、かなり高精細の地図がダウンロードできます。

出典:https://purl.stanford.edu/gb096nn2129

端っこのほうを見ると、「昭和七年九月二十五日」と書かれているので、ざっと84年前。
当たり前といえば当たり前だけど、町名はどれもなじみのあるもの。
駒生、寶木(宝木)、戸祭、細谷、鶴田...。ちょっとうれしくなりました。

出典:https://purl.stanford.edu/vq340zj2486

こちらは、第二の故郷的な旭川の地図(大正五年測圖昭和六年鐡道補入)。
市内を流れる石狩川のかたち、旭橋や新橋などの位置もほとんど同じ。

宇都宮よりもざっくりとしているように感じるのは、気のせいか。
(昭和5年の旭川市の人口は76,541人で、宇都宮市の81,388人とあまり変わらず)

このような、知的でとても手間のかかる「地図作成」という作業に労を惜しまなかった先達はもちろん、とても扱いやすいかたちでウェブに公開してくれているスタンフォード大学に拍手、ですね。


益子 貴寛
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