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特別な記憶、日常の記憶

by 益子 貴寛

毎朝、幼稚園に子どもを送ること。

この4月に、3歳の子ども(男)が豊島区の幼稚園に入園しました。「3歳の息子が」と書けばいいものを、「息子」や、ましてや「倅(せがれ)」と呼ぶことに、なんとなく抵抗感があって。理由は、自分でもよくわかりません。

自宅の最寄りは西武池袋線の江古田駅。職場は池袋。幼稚園は池袋のひと駅手前、椎名町駅から徒歩5、6分ほど。通勤途中ということで、基本的に平日週5日、電車と徒歩で、子どもを幼稚園に送っています。

自分から言い出したとはいえ、たぶん1週間くらいで面倒になるかと思っていましたが、意外とそうでもなく。一応、雨の日も風の日も、幼稚園に送りつづけています。

当たり前の家族の時間こそ、思い出に。

育児関係の本や、子育ての先輩からの意見によると、どうも子どもは「当たり前の家族の時間」をとても大切にしているようです。

先日、仕事柄ストックしているとある小学校のPTA広報紙を眺めていたときにあるアンケート記事が目に留まりました。「家族と過ごす好きな時間」という特集の中で親が子どもと一緒に過ごした思い出として挙げているのが「旅行」や「キャンプ」といったイベントであるのと対照的に、子どもたちの回答に並んでいるのは「一緒にお風呂に入っているとき」「みんなでご飯を食べているとき」といった、家族で一緒に過ごした日常ばかり。
── 親の勘違い〜子どもが本当に求めていたもの

子どもにとっては、特別な非日常の思い出よりも、安心感に支えられた日常の思い出が、心地よい記憶として残るのだと思います。

自分のことを振り返っても、小さいころに遠くに出かけた、それまで経験したこともない楽しい遊びをした、といったことはほぼ思い出さず、日ごろの父の冗談、母の笑い声、家の匂い、庭の砂利の音、石製の水瓶の金魚などが、目を閉じると真っ先に浮かんできます。

土日や休暇の遠出だけでなく、特別なことはなにもない当たり前の時間を、できるだけ一緒に過ごせたら。

いまは夏休み期間に入っているので、週2日ほど、ホームクラス(預かり保育)の日にだけ登園。8月末までとはいえ、小さな手をにぎって登園する日が減ってしまったことに、少し寂しさを覚えています。

今日のランチ

https://www.instagram.com/p/BIjSjrohkRG/

東池袋「蒙古タンメン中本」で、冷し味噌やさい。
麺少なめ、クーポンゆで玉子。
蒸し暑いので、紅生姜でさっぱり感をプラス。


益子 貴寛
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